15、16日とFポンのテストが行われていたので、新たに入手したテレコンを装備し、愛機を携えて富士SWへと行ってみた。今年からエンジンとシャシーの両方に大変化が起きるFポンなのだが、エンジンの方は既に昨年「試聴」済み。今回は新型のローラシャシーを楽しみにしていた。しかしながら、日本のチームに納入されてからしばらく経つというのにそのボディは真っ黒のまま。いかにもテストしてますって感じでそれもまたオツなのだが、味気なさは否めない。しかもトヨタエンジンを搭載したインパルとホンダエンジンのナカジマ両者とも真っ黒。カラーリングといえば「ブリヂストン」と「ホンダ」や「トヨタ」くらいなものである。シャシーは同じだから一見すると違いが分からないのだが、それだけにエンジン音の違いに気づく事ができた。主観的にはトヨタの方が甲高く心地の良いエキゾーストノートを奏でていた気がする。また、ホンダエンジンの特徴として、シフトダウンの時、「ドン!ドン!ドン!」とまるで大砲の咆哮の如き音がしていた。あとは、ドライバーによるものなのか、バックファイアーの出方もホンダのほうがおとなしめなようであった。そのドライバーなのだが、初日のテストではインパルが本山、ナカジマが小暮を走らせていた。2日目もインパルは本山だったが、同時に星野一樹のドライブする05年マシンも走らせていた。一方のナカジマは小暮に代わって武藤英紀がステアリングを握っていた。
本山哲
小暮卓史
星野一樹
武藤英紀